イジワル王太子と政略結婚!?

パレード

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“二人とも…よくやったわね…”


ふと、お母様の声が聞こえた気がして意識が戻った。


ゆっくり目を開ける。



「ここ……」


目の前にはお母様の祭壇がある。

四日前に見た風景と同じ。



「戻った…!?シーナ、助かったよ!」


私の横に倒れているシーナの体を揺するけど、何の反応もない。


ついさっきのことを思い出して、一気に血の気が引く。



「…シーナ!?シーナ…起きてよ!!」


まさか…嘘でしょう?

やっと帰ってこれたんだよ?


私は人形のように綺麗に眠るシーナをおもいっきり抱きしめた。

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