イジワル王太子と政略結婚!?
誰もが羨む美貌と純真な性格の彼女に魅せられ、縁談を申し込む国王は後を絶えなかった。



しかし、彼女の結婚相手はずっと前から決まっていたのだ。



もう一度一つの国にするために、アクレイリとルドベキアの王子と姫は結婚しなければならない、と。




キャクタス王はなかなか子宝に恵まれず、シーナはやっとできた子供だった。


その後も王妃は身籠ることなく、結局子はシーナ一人のみとなった。



一方ルドベキアでも、ナスター王妃はリリィを産んだ後病で倒れてしまう。


それ以来子供をつくることは難しくなってしまい、こちらでも子はリリィのみであった。

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