5人の王子様☆
「俺は海斗。高1。留衣とは双子。よろしくなっ!ちなみに、俺はいっつも部活で家にあんまり居ません。」
海斗くん、と言う人は、茶髪で右耳に一つ、ブルーのピアスをしている。キリッとした目に通った鼻、色素の薄い茶色の目に、スラッとした背丈。
爽やかな印象。
「そうなんだ!あたしは友愛です。海斗くんは、何の部活なの?」
さらっと言葉が出た。
「俺?サッカー部!友愛、ちゃんと俺の試合の時は応援こいよっ☆」
ぐっと、ガッツポーズをしてみせる海斗くん。何だか、すごく話しやすくて、味方みたいで安心した。
「あははっ、もちろん応援いくよっ」
「よしっそれだったら試合勝たなきゃな~!あっ、それと、こいつが留衣。ほら留衣、挨拶しやがれ」