恋心

保険室に向かう途中

いやーまいったなぁー、あいつが機嫌なおすには何をしたらいいんだろ…

紫「ふふっ♪それはねっ、たい焼きでも買ってあげればいいんだよ☆」

知哉「びっくりしたー、いきなりでてくるなよ…ゆかり。それにたい焼きぐらいでなおるのかよ…」

紫「いきなりじゃないもん、ちみが考え事をしながら歩いてるからだよ。たい焼きをバカにしちゃダメだよ~たい焼きはふわふわであまあまで…」

知哉「買ってやろうか?」

紫「いいのー?」

知哉「ゆかりが欲しいだけじゃねぇか」

紫「うぅ~」

知哉「いつまでついてくるんだ?」

紫「へ?私、保険室行くんだよ!」

知哉「そうか…」
こいつといると疲れるから、中庭にでも向かうか…

紫「なんか嫌そうな顔しなかった?」

知哉「いいや、してないよ。俺はこっちだから、お大事に!」

紫がたい焼き絶対買ってね~と叫んでたのを無視して、中庭に向かった。
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