執事と秘めゴト
◇
手馴れた手つきの優に服を脱がされ、
全部をあらわにしてしまったあたし。
もう彼のされるがまま。
「ゅ……優っ!!」
あたしの胸に顔をうずめる優。
敏感なところを攻めたてる彼は、
なんだか楽しそう。
やっぱりSなのだろうか。
でも優しくて……
深く甘いキスさえ愛おしい。
余裕をなくした優があたしの名を何度も呼んでくれた。
『樹里』
その時、あたしは気づいてしまった。
彼への特別な想いに。