執事と秘めゴト
――――…
いつものように、学校が終わり……
クラスメイトたちの顔はどこか浮いている。
『今日カラオケ行かない!?』
『俺、部活~』
『俺もバイトあるわっ』
人それぞれ……
どう時間を過ごすかは違うけど、
流れてる時間はみんな一緒。
なんだか不思議。
そして、あたしはまっすぐ家に帰る。
もう迎えに来てるだろうし。
なんてつまらない毎日なのかしら。
あたしもカラオケ、
行ってみたい。
…無理に等しいことは考えないほうがいいか。
そんなこと、思うのはよそう。
でも、なんであたしだけ、
こんなにも窮屈なんだろう?
神様は、意地悪だわ。