Full Moon
「オレがあのオッサンと同じコトしてやろっか」


「きゃッ」


オオカミ男は私を壁に押しつける。


なッななな!?


オッサンと同じコトって…私襲われるってこと!?


いやぁぁぁ!!


それはカンベンッ!!!


「やーッ!!わかった!わかったよ!!泊めるからぁッ」


私がそう言うと、オオカミ男は力を弱めた。


「最初からそー言やぁいんだよ」


ぱッとオオカミ男は私から離れる。


し…心臓止まるかと思ったよッ!!!


「早く行こうぜ」


放心してる私をよそにオオカミ男はそう言った。
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