悪魔
「え…楽しかった…?
…本当に……?」
少女は、疑うような目で彼の顔見た。
「あぁ。」
彼は、クスッと鼻で笑いながら頷いた。
「ヘヘッ…嬉しい…!」
少女は髪をいじりながら、体を左右に動かした。
「……ククッ……」
少女のその嬉しさを体で表すような表現が、彼にはとてつもなく嬉しく感じた。
「………あ…あのね、実は……」
いきなり暗い表情を見せたかと思うと、少女は、ベッドの下から大量にある手紙を取り出した。
「ん…?」