悪魔
彼は天井にぶら下がるシャンデリアを見ていたが、少女の声が聞こえると、朗らかな表情で少女を見た。
「似合ってるな…その服装。」
彼は、白くフワフワしたワンピースを見ながら言った。
「え……そうかな…??
ありがとう…。」
少女は少し照れながら、目をキョロキョロさせた。そして、彼のスーツケースに視線をとめた。
「あれ…?
樺羅さん、何でそんなに大きなバッグを持って来てるの…?」
「ん…?
あぁ…
一様、着替えを持って行こうと思ってな。」