のらねこ様、カレシ仕様
待ち合わせ場所には、ヒナタの他に
いつものオンナトモダチ二人と知らん男が三人。
・・・・なんか、ヨットが似合いそうな奴等
・・・暑苦しいったら・・・。
少し離れたガードレールんとっから些か不穏な視線で見ていると、
ヒナタと目があった。
げっ!?とその顔が引きつる。
ぽんっ
と、肩を叩かれたヒナタが飛び跳ねた。
「ゴメンゴメン。
肩に触れたくらいでそんなに驚くなんて、
ヒナちゃんってイマドキジュンジョーだね。」
「そ、それより!早く行こっ。
はーやーくー。」
男を強引に押しやりながら、
俺に向かってしっしって手を振る。
むーっっ。