のらねこ様、カレシ仕様
今度は、甘噛みするみたいなヤツ。
「・・・ぅン・・・・クロちゃ・・・んん」
どーしよ。
頭真っ白。
マズイと思うのに、逃げらンない。
だってクロちゃんのキスキライじゃない。
ふわふわとキスに溺れていた私は、その感触にはっと我に返った。
「ちょ、何やってンの―――っ、クロちゃんっっ」
いつの間にかクロちゃんの指がワンピの肩紐を落とそうとしていて・・・
必死に阻止!!
こんな明るいトコロで晒せるほど身体に自信アリマセンッ!
て、夜ならイイかって問題じゃなくて!
こ、心の準備ってものがぁ~。
拒否られて静かにむっとしたらしいクロちゃん。
無言で私の首筋にちゅーと食いついてきた。
強硬手段!?
「っ・・・クロちゃん、ヤぁ・・・・」
って、私こそダメじゃーん。
拒否の声すら甘く翻る。