のらねこ様、カレシ仕様

「ナニ、

アンタ、いつからお助け人になったんだぁー?」



からかう豹さんにライオンさんは肩を竦め、私に顔を戻した。


「悪ぃがお嬢ちゃん、俺はボランティアもレスキューもやってねぇよ。」

「わ、分かってます!でも、クロちゃんがアナタを頼ってイイって言ったから・・・」



お願い突っぱねないで。


アナタに助けてもらわなくちゃ
クロちゃんと薫を迎えに行けないから。






は?
クロちゃん???


とクエスチョンマーク炸裂の二人に私はメモ用紙を突き出した。





「・・・あー・・・確かにナオの字だ・・・。」


胡乱げな烈さんの呟きに、豹さんがぶーっ!!と豪快に噴き出した。





「ぎゃははは!!


クロちゃん!?クロちゃんて!

た、確かに!


アイツ、狼よか猫だよな!ああ、絶対ネコ!」





豹さん笑い上戸?


てか、そこまで大笑いされる私のネーミングセンスって





・・・ちょっとヘコム。
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