のらねこ様、カレシ仕様
ベッドに突っ伏ししゃくりあげるヒナタ。
・・・これはちょっと困る。
俺としては喜んでもらいたかっただけで。
『弟を助けてくれてアリガトね♪クロちゃん!』て。
全開の笑顔で褒めてもらいたかっただけだし・・・。
家で番犬を案じてる時のヒナタの顔を思い出して、ちょっと反省。
こんな泣くほど心配させたのか・・・
・・・てか、
こんな心配されるほど、俺ってヒナタにチョー愛されてる♪
心配させたのは反省だが、非常にウレシイ。
というわけでウレシイついでに調子に乗っとく♪
「ごほーび」
ちょーだい。
やっぱ言うタイミングを間違えたか、ヒナタは大いに慌てふためいた。
驚いた拍子に涙も止まったようで何よりだ。