のらねこ様、カレシ仕様
利き腕ギブスだし。
さすがにヒナタは乱暴に振り払えねぇし!
ちっちゃく抵抗しながら、涙目で向かいのオッサン二人に助けを求める。
が。
「「ナオが力ずくでオンナに襲われるなんざオモシロイ光景だ」」
ハモんな!・・・・役立た‘S!
大した抵抗も出来ず、物の数分で剥かれた・・・。
腕にまとわりつくだけのシャツ姿で涙目な俺ってどーよ・・・
犯された小娘みたいな心境にちょっと心折れるし・・・
非難っぽくヒナタを上目遣いに睨んで、迂闊にもドキッとした。
見下ろしてくるヒナタは酒の所為かほっぺ、うっすらピンクで、目もウルウルキラキラ。
んで、いつになく意地悪っぽい妖艶な表情・・・
小悪魔系、ヒナタ!?
てか、イケナイオネェサン仕様!?
・・・・ヤバいくらいエロイっぽい・・・。
「ふふ・・・クロちゃんってばそんな怯えた顔しちゃってカワイ♪」
喉を爪で擽られて、ヘンに息詰まる。
・・・俺がネコならゴロゴロ言ってる。
ゼッタイ。
つか、マジ、ヤバいっつーの!
こんなトコで一体俺をどーしよーっての、ヒナター。
軽く拷問!?
俺を撫でまわしていた指が不意に離れ、思わず目で追う。
うー・・・
俺は自覚アリで、すっげーモノ欲しそうな顔しちゃてるし・・・。