のらねこ様、カレシ仕様
3 in 『junk』
ようやくギブスも取れて、通常に戻った日常。
「おい、今日ジャンク行かね?」
バイト休みのヒナタとマッタリしてたらいきなり番犬が言いだした。
知るか。
行きたきゃ一人で行って来い。
俺はヒナタとまったりするんだもんねー。
「わぁ。パーティー以来♪久々に烈さんの美味しい手料理、ウレシー。」
・・・もちろん、ヒナタが行くなら行きますよ?
・・・はぁ。
「なーんか、レージさんのリスペクトする知人が来るんだと。俺等にも紹介したいから来いってな?」
レージの尊敬するヤツとか、マジ、どーでもいいし・・・
つか、どーでもいいけどお前等、いつから連絡取り合うホド仲良しさんだよ・・・
キモ。
「オマエの携帯繋がんねーってぼやいてたぞ。」
は?・・・言いがかり。
ここにちゃんとあるし、連絡来てねーし。
そんで視線が集中する俺の携帯。
ラグに転がったまま、充電器のコードがくっつきっぱなしで満腹なホド充電中・・・・・・・
プラグ抜けてるし。
携帯は潔く電源が落ちてた。
「・・・つかえねぇ・・・」
番犬が呆れたように呟いた。
ムカッ。