のらねこ様、カレシ仕様
未だ状況についてけず、茫然とする俺と小型犬。
「・・・だ、誰か知んないけど、喧嘩強くて、チョー格好イイ!!」
・・・小型犬復活。
目をハートにして感涙。
つか、チョーカッコイイ?
ちょっと背高くて、ガタイイイけど烈ほどゴッツクなくて。
王子様スマイルが効くくらいに顔整ってて。
でも意外と言動、ワイルド系?
・・・・なダケだしっ!
なにやら苛立ちがふつふつと湧いてきた頃、店のドアが開いてレージが顔を覗かせた。
「おあ?遅いと思って来てみたら、いたんかよ、燕士さん。」
「おー黎司クン。ここまできたら上品な奴等に声かけられて、相手してた。躾悪ぃな。」
「つか、あんた等、知り合い?」
レージがヒナタと番犬、男を見て首を傾げる。
「あー・・・えと、引越してくる前ン家でお隣どーし?」
・・・・幼馴染とかいうヤツ?
ふーんとどうでもよさそうに頷いてレージはにかっと笑った。
「んじゃ、改めて紹介する。小寺燕士さん。俺のリスペクトする男、な!」
コデラエンジ・・・
・・・・いけすかねー・・・