のらねこ様、カレシ仕様

まるで獣が怪我を舐めて癒すみたいに。



クロちゃんは、今はもうすっかり完治した肩に怪我を重ねて、癒そうとしてくれてるんだ。


ごめんね・・・・・って

言う言葉よりも深く、重く私の傷を気にしてくれて。



そして、


ゴメンね、や

ダイジョーブ?


って言葉で済ませられないくらいに、クロちゃん自身が私の怪我に傷付いたのかもしれない。













そう思ったら愛おしくて堪らなくなった。
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