のらねこ様、カレシ仕様
「あーやだ。ちっちゃい仲間意識ってヤツ?アンタ、トモダチ少なそう。」
「アァ!?アンタに言われたかないし!!」
愛ちゃんと万里ちゃん、近親憎悪ってやつかな。
さっきっから口喧嘩が堪えません。
「こんなヤツが弟クンのカノジョだとか。マヂ、幻滅。」
さすがに言い過ぎだと思ったのか、京香おねぇ様がやんわり間に入る。
「まー、そう熱くなりなさんな。こう見えて、夜はかなりの甘え上手なのかもよ?」
ねぇ?と意味深に覗きこまれ万里ちゃんが真っ赤になる。
仲裁に入ったんじゃなく、イジメモードデスカ、お姉さまっ。