のらねこ様、カレシ仕様
ガシャガシャガシャン!!
どぼぼぼぼ。
「ぎゃーっ!!このドラネコ!!なにやってやがんだよ!!」
「きゃーはっはっは。キティちゃん不器用!!」
「いいわ。私がやってあげるー♪」
「いや、マミサンっ・・・てか、オマエ客に酒注がせて呑気に寛いでんじゃねーよっ!!」
俺が酒つぐだけでフロアは笑いと怒声の大合奏。
だけっつーか、
氷が空飛んでったりいっきにボトルが半分近く消失したりしたけどよ・・・。
まーいいんじゃね?
みんな楽しんでるようだし、俺もヘタな酒つぎしなくても済んだみたいだし?
「キティちゃんかわいー」
触んな。
抱きついてきた女振り払おうとして
びくっ!
視線を感じて振り向けば、ヒナタの母親が観葉植物の陰から鋭く目を光らせていた。