のらねこ様、カレシ仕様
慌てて止めようとした私の前でクロちゃんが一瞬宙に浮いた。
「・・・・え?」
まるで魔法みたいに簡単にクロちゃんがテーブルに叩きつけられた。
「ふ・・・ひよっこが、私に歯向かおうなんざ百年早いぞ?」
酷薄な笑みを浮かべて喉を鳴らす大神さん。
クロちゃんが手負いの獣みたいに暴れてもテーブルに押さえつけられたままビクとも出来なくて。
・・・ウソ、クロちゃんが敵わないなんて・・・。
クロちゃん大ピンチ!?