のらねこ様、カレシ仕様
■□■□くろねこ■□■□
はーやーくかえろーよーヒナタ―。
クソジジイに拉致られたヒナタをようやく探し出したはいいが、なんかオカンと意気投合して楽しげに話しだしたし。
俺の思いが通じたようにようやく帰る事にしたらしい。
ソファーに寛いだままジジイがヒナタにスカシタ笑顔を向けた。
「強引なマネして悪かったね。」
「いえ・・・こちらこそ。お会いできて嬉しかったです。」
ヒナタ、律儀だー・・・
こんなヤツ無視すりゃいいのに。
ジジイが差し出した手にヒナタが手を伸ばしかけたのを見て、間髪入れず叩き落とした。
勿論、ジジイの手を、だ。
触らせっかよっ!