のらねこ様、カレシ仕様
夕食が出来るまでイイ子で待っててねって、ママに体よく追っ払われて、アタシ達四人は心地よい夕日の差し込む窓辺でじゃれていた。
遊び疲れていつの間にかみんなウトウトしていたみたい。
「ふふ・・・みんなカワイ~」
小さな独り言が聞こえて、ふわっと柔らかなブランケットが掛けられた。
お陽さまの温かなにおい。
ママのにおいだ。
立ちあがりかけたママの腕をパパが掴んだ。
「ヒナタ・・・ダイスキ。」
「私も大好きだよ。クロちゃん。」