のらねこ様、カレシ仕様
けど、今朝、枕元にプレゼントが置いてあったんだ。


カネコ君ってシャイなんだ。


本当はカネコ君も仲直りしたかったんだって思ったら、
ビックリしたケド、すっごく嬉しかった。




「サンタかっつーの!!」

「で、何を貰ったの?」


毒づく愛ちゃんを余所に京香ちゃんが興味っぽく訪ねてくる。


私はちらっとゴハンに目をやった。

でも、嬉しさに負けた。






「あのねっ、モズ!!だったの。スゴクない!?」




・・・・・・






「「・・・・・モズ・・・・・」」



たっぷり間を空けて聞き返してきた二人に、私は得意になってうんっと頷く。


「知らない?ハトくらいの大きさの灰色の鳥。さすがに絶命してたんだけどねー。」


あはははっと笑う私。

二人は大いに顔を引きつらせる。

あ、やっぱご飯のときに話しちゃダメだった?

でも嬉しくてつい・・・



「ちょっと待って・・・ヒナ・・・そのカネコ君とやらは・・・・」


「ん?ウチで飼ってるネコちゃん。」







「「ネコに紛らわしい名前付けんなぁ――――っっ」」


え~。

なんでよ。

ナイスネーミングセンスじゃーん。


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