のらねこ様、カレシ仕様
「へ?えええ??な、なんでいきなり合コン?」
じゃ、てナニ?
「あ?だってアンタ、黒川はどーだっていいんでしょ?」
「や、どーでもいいとは・・・・て、だからってなんで合コン?」
「たまには女子コーセーらしくぱーっと遊ぶのよっ!!!猫達養うためのバイトと、猫の世話って・・・ヒナの人生、枯れ果ててるしっ!!」
ぐぅ・・・・・・
所帯染みててスミマセン。
「合コンがイヤなら、集団遠足でいいわ。
アンタだって遠足にオトコノコが混じるくらいで四の五の言わないわよね?」
「む?・・・色恋抜きなら、まぁ・・・」
「「じゃ、けってー」」とはしゃぐ二人。
「繁華街のアミューズメントパーク行こー。」
行き先を聞いて、あんまり乗り気じゃなかった私もちょっとトキメイタ。
薫といつか行こーねって言いながら、未だ行かず仕舞いになっていたから。
「・・・て、私達だけで行けばイイ話じゃなく・・・???」
すると京香ちゃんと愛ちゃんが揃ってやれやれと首を振った。
「一体誰が入場料払うのよ。」
「順番待ちしてくれて、美味しいアイス買って来てくれる下僕がいたほーが断然楽しめるでしょっ♪」
・・・あ、悪女です。
悪女が二人ここにいます・・・。