7つ上の翔太先生。2

チェルシー不足。

桜が散りゆく……4月中旬………。


私は新たな人との出会いがあった、


『萌美ちゃんとの出会い。』


萌美ちゃんは塾の友達の友達で最近仲良くなった。

今は…まだ敬語でしか話ができないけど、

とても可愛くて優しい子……


「萌依ちゃんは好きな人とかいないの??」

と単刀直入に聞かれた私は、「いないです。」と即答した。


案の定、横に居た七美が『嘘付けー』と突っ込む、


初対面の人に話せるわけがない。


「大丈夫だよー、萌美は色々経験してるから。安心して、」

と私に皆が視線を送る。


みんなの視線に負けて、「います……」


というと『誰だれ??』と食いついてくる。


「あの、今日は居ないです。塾の先生なんです。」


と打ち明けると、萌美ちゃんは『あっ、』と声を出した。



「私昔付き合ったことあるよ、先生と。」


という萌美ちゃんは笑顔で色々なことを話してくれた。

自分が片思いだった、とか

デートは何回した、とか

私には到底叶うはずも無いことばかりだった。





「一ヶ月だったけどねー、まあ私が言うことじゃないけど、年上は辞めたほうがいいよ。」


といった、萌美ちゃんの言葉は…経験者なだけあって、なんだか説得感があった。

七美と二人で目を合わせて…うつむいた。



「頑張ってね。」という萌美ちゃんはやっぱり可愛かった。




――私も頑張らなきゃ。――
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