7つ上の翔太先生。2
「ちょ、ちょっとー、萌依。さっきから聞いてるんだけど。」


「えっ?」

私と瑠璃はいつものファーストフードでお喋り。

今日は窓際の席、塾に行く道が丁度見える。

先生早く来ないかな……。


「さっきから外見すぎだっつーの。」

「あー、ごめんごめん。」


時計を見るともう16時を回っていた。


もう少しで先生が来る時間だ……、


「それで『あああああ、』






私は叫びながらバックからメガネを出した。


「なによ。」


「ご……ご本人登場かもーー、」


杉浦萌依テンション今上がりました。


小さいけど、紺色の洋服を着た先生を……発見!!


目が悪くてもね、どんなに小さくても……


先生の姿を見つけられる。
  






―――多田先生……私は変態ですか?


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