7つ上の翔太先生。2
「おかえり、萌依。」

諒くんはもうすでに、ご飯を食べるところに居た。


「あっ、ただいま。」

なんて恋人みたいな会話。

こんなのも、いいなって思っちゃう私。


先生がこんなことを言ってくれたら…もっと幸せなんだろうな。


今日は諒くんが私の隣に座る。



「今日の夜ご飯はすき焼きだってさ。」


「あっ、ほんと?嬉しい♪」


久しぶりに元気を取り戻した私。


今日は京都を回って、塾の先生用にお土産を買った。


流石に、多田先生に個人でお土産を買ったら、受け取ってもらえないから。


いつもの『ありがとう~!』っていう笑顔が見たいから。


八つ橋好きかなー??なんて少しにやけちゃった私、



「いただきます~!」


と今日もご飯が始まった。


「美味しそう~っ!!」



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