7つ上の翔太先生。2
「こんにちは……」


大嫌いな水曜日、大嫌いな先生。


そう心で言い聞かせる、


ふと顔をあげれば先生の凛とした眉毛に、あの笑顔。


――――先生?それは反則じゃないですか。




「こんにちはー、」


先生が挨拶をすれば私もつられて挨拶をする。


一瞬目があったけれど、


無かったように先生は逸らした、


「……こんにちは…。」


やっぱり、告白しなきゃよかった。




遠くからずっと見てれば良かったかな…。







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