7つ上の翔太先生。2
「それでさぁ……。」


ハンバーガーに口をつけようとしたとき…


「萌依は何か進展はないわけ???」


「進展?」


「そう、進展。何か無いのかな…と思ってさ。」


「うーん、これと言ってないかな??あとのラストミッションはメアドだから。」


メアド……未だに聞けない。


一週間に一度しか会えない生徒とメールなんてただの迷惑だし、

それに、先生も勉強で忙しいし、


勝手なイメージだけど。


流石の私にはできない。


「聞いちゃえよ。」


とハンバーガーに口をつけて、黙々と食べ始めた。

いつもどおりの瑠璃に戻った…ようなきがした。


「……迷惑だもん。できない、それは。」


「どうして???」


「メアド知った所でメールできないよ。」


「ふぅ…ん、萌依がそれでいいならいいけど。」


その言葉が妙に引っかかる。


「……ラストミッション。挑戦してみるよ、やっぱり。」


「うん。結果楽しみにしてるよ、」



やっぱり、友達って…いいね。



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