7つ上の翔太先生。2
家路に着くまでに先生からメールが届くことはなかった。


こんなにメールを待っている自分はなんだか、

今までにない感情だった。



好きな人にメアドを聞くのは当たり前の私だったけど、

あんなにも緊張するんだね。


それに…こんなに待ち遠しいメールを待ったのは初めて。



と、風呂に入ろうとしたとき…。


ポケットで鳴り響くバイブ音。

恐る恐るケータイのランプの色を見た。




白のケータイが青色に点滅している。


”あっ、先生からだ。”



こんなにテンションが上がるメールも初めて。


どんなメールだろう。

どんな絵文字を使うのだろう。

敬語かな?それともタメ口かな?


どんどん自分がにやけていくのがわかる。





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