7つ上の翔太先生。2
「うあっ…もうっ!」
私は部屋で何時間ケータイとにらめっこをしただろう…。
先生にメールを送りたいだけなのに、
何時間もメールを打っている。
どうしたら思いが伝わるか、敬語かどうか、長くないかどうか。
…よしっ、完成。
とやっとできたメールは勉強のことと、持久走のポイント。
って先生は走るの専門なわけでもないし、
そんな話を一切聞いたことが無いから、
ダメ元で聞いてみた。
何時間後にメールが返って来るかな。
それまで、勉強頑張ろう。
それだけを期待して私は塾で勉強を始めた。