誓いの言葉・社会人編
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正直後味の悪い会話


どれくらい話し合いをしただろうか


北嶋が省吾を好きだと言うのはわかるけれど、何故省吾がサークルを辞めたかなんてわかんないんだろう


いっそのこと当時の事を北嶋に言ってやろうかと思ったけれど、記憶が無い省吾に代わって俺が言うのもおかしな話


とりあえず、ただでさえ不安になっている瞳ちゃんを傷つけ無い様にしないと
省吾に申し訳ないからな


北嶋が帰ったあと俺は売店に寄って病室に戻ろうとすると
エレベーターから、出てくる瞳ちゃんが見えた


声をかけようと近寄るが、彼女の頬を伝う涙を見た瞬間俺はその場から動けなくなり彼女の背中をただ見つめるしかできなかった
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