誓いの言葉・社会人編
けれど、そのまま帰す事はできなくて彼女の後を追った


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直ぐに追いかけたけれど、一瞬見失い


周囲を捜していると


ベンチで力無く座っている瞳ちゃんを見つけた





俺が近くに行ってもただボーッと景色を眺めている様子に省吾が瞳ちゃんも覚えていなかったんだとわかった


でも……………




「瞳ちゃん、省吾に会えた?」


突然俺に話かけられたのが相当驚いた様で



ただ静かに頷くだけだった


こんなに弱っている瞳ちゃんを見るのは初めてで、俺はまた罪悪感でいっぱいになった



彼女を励まし何か変化があれば直ぐに知らせる事を約束して自宅迄送り届けた








省吾の記憶が一部戻った事を知ったのはそれから間もなくの事だった
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