誓いの言葉・社会人編
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式典は厳かに執り行われた
教官に名前を呼ばれ
立ち上がる
正面の壇上には本部長がこちらをじっと見ており
緊張感も最高潮に達する
およそ40分程度の式典は無事終了し
お世話になった教官達に挨拶を交わす
仲間達はそれぞれに式典に出席した家族と卒業の喜びを分かち合い
皆記念写真を取り合った
私も遥々出席してくれた家族と再会し
無事卒業できた喜びを噛み締めた
弟の航が
「お姉ちゃんってお巡りさんだったの?」
と、制服姿の私に驚いて思わず大声で出た一言に、私も周囲も爆笑してしまった
そんな和やかな時間を過ごしていると
「……瞳。
卒業おめでとう」
振り返った視線の先には
小さな花束を持ち、僚に手を引かれた省吾が立っていた
久しぶりに会う彼は少し照れ臭そうな表情を浮かべ
私にそっとチューリップの花束を差し出した
赤やピンクで可愛らしい花束
きっと照れながら私の為に用意してくれたんだと思うと
一気に涙が溢れてしまった
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式典は厳かに執り行われた
教官に名前を呼ばれ
立ち上がる
正面の壇上には本部長がこちらをじっと見ており
緊張感も最高潮に達する
およそ40分程度の式典は無事終了し
お世話になった教官達に挨拶を交わす
仲間達はそれぞれに式典に出席した家族と卒業の喜びを分かち合い
皆記念写真を取り合った
私も遥々出席してくれた家族と再会し
無事卒業できた喜びを噛み締めた
弟の航が
「お姉ちゃんってお巡りさんだったの?」
と、制服姿の私に驚いて思わず大声で出た一言に、私も周囲も爆笑してしまった
そんな和やかな時間を過ごしていると
「……瞳。
卒業おめでとう」
振り返った視線の先には
小さな花束を持ち、僚に手を引かれた省吾が立っていた
久しぶりに会う彼は少し照れ臭そうな表情を浮かべ
私にそっとチューリップの花束を差し出した
赤やピンクで可愛らしい花束
きっと照れながら私の為に用意してくれたんだと思うと
一気に涙が溢れてしまった