誓いの言葉・社会人編

その日は丁度連日激務が続いていて私の心はちょっとやさぐれていた


勤務で扱う事は、どれも毎回事例は異なりマニュアルなんか無い現場で私は被害者、加害者両方から詰め寄られてしまった


一緒にいる先輩が上手く現場を取り仕切ってくれたけれど、人知れず悔し涙を流す事もあった


また別の日には、女である事から被害者に「あんたで大丈夫なの？」と言われたり
緊急配備が敷かれた時には任務が解かれるまで緊張のしっぱなしで、すきっ腹の胃は悲鳴をあげた


重い装備を付け化粧っ気の無い姿で毎日走り回る日々に省吾との電話は私を癒す大切な時間だった


けれど、お互い話したい事が沢山あるのに置かれている状況が違う事で些細な温度差を感じていて
気にはなっていたのに


私は余計な事を言ってしまったんだ