誓いの言葉・社会人編
初当直から3ヶ月を迎えたある日


私はここ最近の凹んだ気持ちを省吾に聞いて貰いたかった


ただ省吾から「頑張れ」って言って貰いたかった


省吾は私が辛い時、いつも私の話しを辛抱強く聞いてくれていたけれど、段々私はそれだけでは物足りなくなってきていた


同期の仲間や先輩と話す方がやっぱり理解してもらえるし、的確なアドバイスを貰えていたから………


心の何処かで「学生は気楽だよね」と思っていた事が態度に出ていたんだと思う


会話中少し言い合いになり省吾から



「俺達少し離れよう」



そんな事を言われた

それは3ヶ月間の研修を終え来週からまた学校に入校するまさに最悪のタイミングだった


自分ばかり大変だと頭がいっぱいだった私は
入校する事を伝える事なくただ頭にきて迷わず電話を切った
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