誓いの言葉・社会人編

｢この指輪は毎日大切に身に付けてほしい…

離れていても瞳の気持ちが迷子にならない様に

いつでも俺の気持ちは瞳の傍にいるって事思い出せるように

辛い時は指輪を見て今日の事を思い出して欲しいんだ｣


省吾さんは私の目を見ながらゆっくりと言葉を続ける

｢この指輪はね、ずっと付けられる様にプラチナなんだよ。
花は桜………出会った時も春だっただろ？
実はさ…俺のもあるんだ｣



｢え？｣



思わず出た声に省吾さんは照れながら見せてくれた



｢本当は俺こんなキャラじゃ無かったはずなんだけど…俺の方は桜の花が一つ彫られてるだろ？｣



｢指輪もったいなくて……眺めていたいよ…｣



｢ダメだちゃんと付けてほしい。男ばかりの所に行かせる俺の身にもなれよ…｣



真っ赤になりながら凄く嬉しい事を言ってもらえて思わず笑みがこぼれた