誓いの言葉・社会人編
式典が終了し


僅かな時間ではあったけれど、瞳と過ごす時間を持つ事ができた


徹さんは瞳の晴れの姿をカメラに収め様としていた


俺は瞳に


「このまま連れて帰りたい」

なんて…思わず言ってしまった


悲しそうに眉を寄せ


「そんな事言われたら辞めたくなるな…」


俺は抱きしめたい気持ちをぐっと抑え


そっと瞳の頭を撫でた


「辛くないか?」


「……思ったより大変…ごめんね連絡できなくて

学校には今500人いて…私達と同じ同期の新人と

もうすぐ卒業する人、研修が終わってまた入校している人、昇任して短期で入っている先輩達


なんかね…スッゴくいるの
そのうち携帯電話を没収されている学生が300人近いらしくて

公衆電話は毎晩行列で……

それに……」
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