誓いの言葉・社会人編
当然余った時間には、風呂や洗濯をしなくてはならず


瞳が書いてきたスケジュール表を見ながら「電話かけろ!」とはさすがに言えないと思った



今日あった事を直ぐに相手と話して、内容を共有できないもどかしさはまだ慣れる事ができなかった


………………

………

ゴールデンウイークも終わり野球シーズンもいよいよ本格的に始まるこの時期



俺達は泊まりがけで試合に行く事になった



お互いを思いやる事が良いのか悪いのか


心配かけ無い様に
"言葉を選びながら綴る手紙や会話"は少しづつお互いに"不安の種"を蒔いていたようだった



隠していた訳でも無いのに…………


他人から入る情報に気持ちを揺さ振られる


何かがズレている


何とも言えない違和感に


俺はこの時気付く事はできなかった
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