誓いの言葉・社会人編
「しかも、俺の時は使える電話は2台しかなくて皆が並ぶから長話もできない

朝から晩まで決められたスケジュールがあって、自由時間に電話する事はできるんだけど

その自由時間も夕方から夜にかけての3時間位だったかな…
風呂・洗濯なんかもその時間にしなきゃならんし、慣れる迄は時間に追われていて

彼女の事ばかり考えていられる訳じゃないんだよ…

誕生日の日に電話ができなくて大変な思いもしたな〜」


「なんか…凄く大変っすね」


「そっ 彼女が仕事でミスをして凹んでいても、病気で寝ていても傍で優しい言葉もかけられないし、メールすらできない

何とか卒業しても、実際の勤務はもっと大変で…

結局
"傍にいてくれる人が良い"
って言われて終りって訳」



田崎さんは当時を思い出したのか、ちょっと辛い表情をした
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