誓いの言葉・社会人編
なかなか戻らない智也に痺れを切らしていると
玄関から麻衣が顔を出し声をかけてきた



「智也先輩まだかかりそうですよ」



「は?何で」



「今、知佳が告ってるんです」



マジか………
はぁ なら先に行ってようか



「ならさ、智也に先に行ってるから…って伝えて」



そう言いコンビニに向かって歩き始めると後ろからいきなり抱き着かれた



「省吾先輩!私じゃダメですか?」



「------え 何の話し?」



正直ヤバイと思った
彼女の腕を離そうとしていると、駐車場に入ってきた車のライトが目に入り
眩しさから片手で光を遮り顔を背けた



その瞬間


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麻衣の腕が首に回り



俺にキスをした



一瞬だった
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