誓いの言葉・社会人編
「彼女の前でどういうつもりだ!先輩の妹だから…
だからと思っていたけれど

俺はちゃんと断ったし麻衣の気持ちは受け入れられないと何度も言ったはずだ!

友人としてならこれからも話す機会はあると思ったけれど、彼女を傷つける様な事をするならお前とは金輪際関わらない」



言い過ぎただろうか
でも俺の気持ちを無視して、自分の思いを一方的にぶつける麻衣に優しくなんか最早できなかった



あーっ!クソッ
やっと瞳と会えたのに
こんな事って………



苛々しながら歩いていると瞳が突然手を離し立ち止まる


困惑した表情で俺を見つめる瞳は必死で何かを話そうとしている


あぁ 俺はバカだ


瞳にちゃんと話すのが先だ


「……瞳?」



すると瞳は両手を広げ俺の胸に飛び込んできた



「大好きだよ」
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