あの花畑の天使
「りんごー!りんごー!」

何度もりんごを呼んだ・・・。

それから僕はその場で

大の字に倒れこんで、空を眺めた・・

雲はゆっくりと川のように流れている・・

僕は・・ふと・・あの雲の上に行けば

神様に会う事が出来るのだろうか・・

会う事が出来ればいいのにと思い・・でも、

この場所から・・

この空に近い花畑からお願いする事にした・・。

「神様・・僕の妹を助けて下さい・・忙しいのは分っているけど・・・」
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