ホワイトデー・アフター

「マジだよ。」


「う、うん。そっか…。ありがとう……。」


え、それだけ?

気合い入れて告った俺、恥ずかしいじゃねぇか。


返事は?

なんて聞ける訳無いし。
やっぱりホワイトデーに男が告るなんて…ナシだったか?

まさか引かれたか…?

頭の中は負の言葉でいっぱいになっている。


気まずい沈黙の時間が俺達二人の間で流れた。

ああ、もう見切り発射でいい!
とりあえず何か話さねぇと!





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