永遠の願い
しばらくして、

こっそり連絡を取った。

だけど卓也は、

「連絡は取らない約束だろ」

といって、相手にしなかった。

悲しくて苦しくて、

携帯は見ないことにした。


なんだか、自分が自分でなくなるような

不安を抱えて生きていた。


もぬけの殻のように。


怜が心配して話を聞いてくれたが、

全然気分は晴れなかった。


精神的にも肉体的にも、

限界やった。


そんな時、

卓也からメールがきた。

「この前は悪かった。

俺もお前にあいたい。」

どれだけ嬉しかったことか。

涙流して喜んだ。


それから、また連絡を取った。

ばれないように…


< 10 / 21 >

この作品をシェア

pagetop