歳の差レンアイ、似た者同士。
第2章 オレの秘密、君の秘密。
ドクターのお仕事
熱い。
すげー熱い。
なんだこの灼熱地獄はっ!?
「伊崎、もっと視野確保しろ」
「あ、はいっ」
「ちげーよ!そこじゃない!吸引しろっつってんだよ!」
「すみません…」
ただいま手術中。
心臓外科医1年生のオレは第2助手。
このライトの熱もそうだけど、執刀医の先生も熱いんだよな…。
心臓外科医は短気が多いっていうのも事実。
オレも例外にない。
心臓外科医に向いてるかどうかは別として、だ。
「あと閉胸しとけ」
「お疲れさまでした!」
第1助手の先生と残って、地味な作業。
いつになったら執刀医になれるのか…
「伊崎先生、グラフト採取上手いね。感心したよ」
「そうですか??」
「摘出までが早いし。グラフト採取が完璧にこなせるようになれば一人前だ」
「…ありがとうございます」
心臓外科医の寿命は短い。
やっと執刀医になれた頃には、すぐに老眼で細い血管が見えなくなる…。
死んだじいちゃんが言ってたなぁ。
すげー熱い。
なんだこの灼熱地獄はっ!?
「伊崎、もっと視野確保しろ」
「あ、はいっ」
「ちげーよ!そこじゃない!吸引しろっつってんだよ!」
「すみません…」
ただいま手術中。
心臓外科医1年生のオレは第2助手。
このライトの熱もそうだけど、執刀医の先生も熱いんだよな…。
心臓外科医は短気が多いっていうのも事実。
オレも例外にない。
心臓外科医に向いてるかどうかは別として、だ。
「あと閉胸しとけ」
「お疲れさまでした!」
第1助手の先生と残って、地味な作業。
いつになったら執刀医になれるのか…
「伊崎先生、グラフト採取上手いね。感心したよ」
「そうですか??」
「摘出までが早いし。グラフト採取が完璧にこなせるようになれば一人前だ」
「…ありがとうございます」
心臓外科医の寿命は短い。
やっと執刀医になれた頃には、すぐに老眼で細い血管が見えなくなる…。
死んだじいちゃんが言ってたなぁ。