歳の差レンアイ、似た者同士。
彼女の場合
***
まったくもってヤル気が起きません。
診察も流れ作業。
そんな時に限って…来る。
荻原紗英。
「…なんだ、来たのか」
「なんだとは何!?来いって言ったの先生じゃん!?」
「そうだな…」
はぁ~っ…
ため息ばっか出る。
今さ、キミのコト考えてる場合じゃねーのよ。
頭ん中真っ白なのよ。
「先生、変」
「悪かったな」
「違う。様子が変。言い返さないし」
「たまにはそういうこともあるよ。大人には大人の事情があんの」
そう言うと、眉間にしわを寄せる。
ムキになってやんの。
「子供扱いしないでよ」
「18歳未満は子供だよ」
「誕生日きたし18歳以上ですぅっ!」
「はいはい、オトナオトナ」
「なに?医者のくせに超ムカツクんですけど!?」
「医者のくせにとか言うなよ!?」
結局、ペースにのまれてるオレ。
子供なのはオレか…。
気を取り直して、問診。
「で、調子はどうですか?」
「べつに」
「だから、別にって答えはナシ。変わりないなら変わりないって言えよ…」
「変わりない」
「…はい、そうですか」
まったくもってヤル気が起きません。
診察も流れ作業。
そんな時に限って…来る。
荻原紗英。
「…なんだ、来たのか」
「なんだとは何!?来いって言ったの先生じゃん!?」
「そうだな…」
はぁ~っ…
ため息ばっか出る。
今さ、キミのコト考えてる場合じゃねーのよ。
頭ん中真っ白なのよ。
「先生、変」
「悪かったな」
「違う。様子が変。言い返さないし」
「たまにはそういうこともあるよ。大人には大人の事情があんの」
そう言うと、眉間にしわを寄せる。
ムキになってやんの。
「子供扱いしないでよ」
「18歳未満は子供だよ」
「誕生日きたし18歳以上ですぅっ!」
「はいはい、オトナオトナ」
「なに?医者のくせに超ムカツクんですけど!?」
「医者のくせにとか言うなよ!?」
結局、ペースにのまれてるオレ。
子供なのはオレか…。
気を取り直して、問診。
「で、調子はどうですか?」
「べつに」
「だから、別にって答えはナシ。変わりないなら変わりないって言えよ…」
「変わりない」
「…はい、そうですか」