歳の差レンアイ、似た者同士。
立ちあがって出ていく後ろ姿。
…あれ?
あいつ…手、どうした?
「ちょっと待て!」
思わず引きとめた。
近づくと、なぜか身構える彼女。
「これ、どうした?」
「やだ!離してよっ…!!」
手首に青く残るアザ。
誰かに強くつかまれて出来たものだって分かる。
そういえば、膝にも。
もう薄くなってきてるけど。
「…看護師さん、他に傷ないか見てあげてください。オレ外で待ってるんで」
必要以上に人との接触を避ける。
何かおかしい。
嫌な予感がする。
看護師さんに手渡された記録には、背中にも傷があったことを記していた。
転んで背中を打つとか、ありえないし。
誰かに傷つけられたとしか考えられない。
「誰…?」
「……」
「彼氏?」
うなずいた。
「サイテーだな」
腹の底から、何か湧きあがってくるみたいな感情。
「まだ付き合ってんの?」
「…別れた」
「でも、これは最近できたアザだろ?」
「これは…偶然会った時に…」
深入りしたくなかったのに。
こうなったら、
黙ってらんねーよ。
…あれ?
あいつ…手、どうした?
「ちょっと待て!」
思わず引きとめた。
近づくと、なぜか身構える彼女。
「これ、どうした?」
「やだ!離してよっ…!!」
手首に青く残るアザ。
誰かに強くつかまれて出来たものだって分かる。
そういえば、膝にも。
もう薄くなってきてるけど。
「…看護師さん、他に傷ないか見てあげてください。オレ外で待ってるんで」
必要以上に人との接触を避ける。
何かおかしい。
嫌な予感がする。
看護師さんに手渡された記録には、背中にも傷があったことを記していた。
転んで背中を打つとか、ありえないし。
誰かに傷つけられたとしか考えられない。
「誰…?」
「……」
「彼氏?」
うなずいた。
「サイテーだな」
腹の底から、何か湧きあがってくるみたいな感情。
「まだ付き合ってんの?」
「…別れた」
「でも、これは最近できたアザだろ?」
「これは…偶然会った時に…」
深入りしたくなかったのに。
こうなったら、
黙ってらんねーよ。