戦えよウルトラ・マンタロウ
怪獣ビキニン(ハネムーン編)。20-1
六本木 5つ星ホテルのレストラン。

マンタロウとトモコが、フランス料理を楽しんでいる。マンタロウは、地球の女性とデートができて幸せそうだ。ルンルン。

マンタロウは、おめかしをしてモビルスーツの上に、中古服店から購入した背広を着ている。袖の長さが、異様に短い。サイズが合っていない。

そこへ、タキシードを着た支配人がやってきた。マンタロウに、1枚の白い紙を見せた。マンタロウは、ヒザの上で読んでいる。トモコには、見られたくないようだ。極秘だ。

マンタロウ「嫌だよ。今日は非番だぞ。何で俺が、行かないといけないんだよ。自衛隊にやらせろよ」

マンタロウは、怒っている。今日は休日だ、大切なデートなのだ。どうやら、総理大臣から怪獣退治の要請がきたようだ。

東京湾に、怪獣ヘドロンが現れたようだ。臭い、汚い。マンタロウは、それを断った。ヘドロは嫌いだ。

マンタロウ「休日に働いても、給料は出ないんだよ。嫌です。断固拒否」

トモコも、納得している。首を横に振っている、「行かないで」と訴えかけている。

次に、副支配人が現れた。今度は、北海道知事からの要請だ。北海道・札幌市に、怪獣サムイゾが現れたようだ。今、札幌市は猛吹雪だ。寒いのは苦手だ。これも拒否。

次に、ホテルの社長が現れた。宮崎県知事からの、依頼のようだ。怪鳥トリインフルエンザが、猛威を振るっているようだ。感染が怖い。これも拒否。

そこへ、ホテルの最高経営者が現れた。美人の女性だ。オーストラリア出身の、美人経営者だ。


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