戦えよウルトラ・マンタロウ
美的少女セイコ25-1
カイケイガク星人。
東京都、原宿。

70歳になるカイケイガク星人が、巨大化して街で暴れている。10年前に引退するまで、経理と先端科学技術に強い技術者だった。

取締役を退いて、今ではアルバイト(時給750円)で生計を立てている。悲しき高齢な宇宙人だ。

カイケイガク星人は、足や手で建物を破壊している。そろそろ疲れたのか、チョッと休憩をするために、ビルの屋上に腰掛けた。どっこい、しょっと。フー。

カイケイガク星人は、携帯電話で、ボスに破壊状況のメールを送信している。20文字を打つのに、1時間もかかっている。イライラしている。70歳にはきついようだ。

その時、商業高校に通う16歳の美人女子高校生、星子が原宿にいた。悪友3人と、来ていたようだ。

美人だけど学力がない、漢字が読めない。カラオケ、オシャレ、ダイエット、スィーツ大好き。携帯電話での絵文字、メールが大好き。

学校をさぼっては夜遅くまで、友人たちとワイワイ騒ぐことが大好きな、おバカギャルだ。

女子高校生の聖地(?)、原宿を襲われて、星子は黙っていられない。

星子「校長先生に代わって、お尻をペンペンするわよ。ヘンシーンっ!」
セイコは宙を飛んで、カイケイガク星人に立ち向かった。

セイコ「カイケイガク星人、あたしが許さないわよ」
カイケイガク星人が、最新ビーム銃で攻撃を始めた。

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